
フランス語を始めたい!けど、どの参考書がおすすめ?
- フランス語ってどんな感じなの?
- フランス語初心者が独学できるテキストはどれ?
- ひとりでも進められるフランス語の参考書を知りたい
こんな疑問に答えます。
フランス語学習の入門期は、軽い内容で薄いサイズ、耳から聞ける音声付きのテキストを選んでください。
薄くて、イラストがたくさん入っている参考書『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』は挫折せずに楽しく学べるのでおすすめです。


仏検3級までの文法をカバーしており、中級以降の基礎固めにもなる本なので、入門~初級までフル活用できますよ。
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』の長所
①フランス語の全体像を把握できる
語学の参考書にありがちな、難しい文法用語や、説明は、必要最小限に抑えてあります。
それでいて、内容は網羅的!他書と比較しても、抜け漏れが少ないのがメリット。
それに、基本的な動詞の活用表がついているので、基礎動詞の活用をサッと調べたい入門~初級の段階ではとっても重宝します。
入門のときに、フランス語の全体像を把握するには最適な一冊ですね。
②音声CD付なので発音をカバーできる
語学の参考書といっても、文字を読むだけでは頭に入りにくいもの。
この本は、著者の説明が音声CDになって付いています。まるで講義を生で聴いている感覚でインプットすることができます。
フランス語の単語にはカナ発音が書いてあるので、単語を声に出しながら覚えることも出来ます!
③仏検対策に使える
文法書なのに、なんと練習問題がついています!各章の最後に、その章で習ったことを確認できるエグゼルシス(練習問題)があって、1日1項目ずつ、およそ1ヶ月で解いて進められるので、こつこつ勉強できて挫折しにくいのもポイント。
この本をメインに勉強して、まったくの初学者から仏検3級に合格したという友人も(たしか約3~4ヶ月の勉強期間だった)いますので、安心して使い倒してください!
④実用的でムダがない
仏検を受ける予定はない方でも、実際の会話で使う便利なフレーズが多いので、実践(実戦?)で使えます。
読んでいて、原則と例外が明示的なので、押さえるべきポイントがわかりやすいんですよね。
他の参考書で分かりにくかった内容が腑に落ちる感覚があります。
⑤携帯できて読みやすい
なにより、薄い!
パッと開いても、色使い、余白、文章量が適切で、とてもわかりやすいです。
各章は、5ページほどなので、短くて読みやすいし、堅苦しくなく、「読み物」として面白可笑しく楽しく読めるんです。
参考書らしくないので、早い人は数日で読み切れるかもしれません。
⑥口コミ評価が高い
フランス語文法の入門書としては定評があり、Amazonでの評価も高いのも納得です。
CD付き、動詞活用表付きで、このお値段なら初心者にはぴったりの入門書。
これで基礎固めて、語彙増強して、3級なら余裕でいけるはずです。


『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』のデメリット
- このシリーズを使って上達を図るには難しい
- フランス語特有のアクセントや、「r」など、発音についての記述が無い
- 単語帳と索引がない
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』は、入門書としての軽さが長所でもあり、欠点でもあります。
これ一冊でペラペラに話せるようになるとか、聞き取りがマスターできる・・・なんていうことは無いのです。
あくまでフランス語の導入として考えれば良いですね。
フランス語がすでに中級~上級者で伸び悩んでいる方や、仏文(フランス語学科)専攻の方、将来的にフランス語を使って仕事したい、というモチベーションの高い方には、もっと詳しい説明が載っている『増補改訂版 新・リュミエール―フランス文法参考書





リュミエールは中級者の定番だよ
次項では入門から中級まで使える勉強法をご紹介します。
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』を使った勉強法
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』は、サラッと何度も読むのが正解です。
- フランス語の全体像を理解する
- 学習の副読本として活用
- モチベが下がっても心の支えに
- 中級以降もフル活用
まずは「フランス語ってどんな言語なんだろう」と全体像を知るために読んで、すこしレベルが上ったらディクテーションやシャドーイング用の教材として何度も絞り上げて使いこむ、という流れがおすすめです。
詳しく解説しますね!
①フランス語の全体像を理解する
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』は、フランス語の全体像を理解するためにとても有効です。
一日1章ずつ進めば、1ヶ月でフランス語を網羅できます。
CDも面白いので、空いた時間にスマホ等に音源をいれてエンドレスで聞けます。
文法学習というと、退屈で面倒な印象ですが、この本は読み返すのが苦にならないところがポイント。
短期間で何度も読み返すことができ、文法を理解することができます。
②学習の副読本として
フランス語の問題集やアプリで学習していて、分からないところや説明の足りないところがあったら、この本に戻ってみると、なるほど!ということがあります。
他の教材で疑問に思ったことを本書で確認していけば、フランス語の理解も深まります。
わたしの場合は、忘れていたことや、覚えたはずなのに知らなかった点にアンダーラインを引きながら通読し、その後はアンダーラインを中心に再読していました。
③心の支えに
先生のトークのおかげで、勉強する際の不安が一気に消失!
フランス語は動詞の変化が非常に難しく、名詞も男性名詞、女性名詞、中性名詞とあって混乱しますが、先生の痛快な解説で、苦手意識を持たず頭に入りました。
④中級以降もフル活用
- 音声を聴きながら例文をディクテ
- 音読
- リピーティング
- シャドーウィング
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』は、文法解説だけではありません。
リスニングもできる総合的なフランス語文法書として優秀なんですよね。
購入する際、中古本だと安くて魅力的なんですが、CDがついていない物も出回っているので、要注意です!


万が一中古で買ってしまって、『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』のCDが付いていなかった!という場合は、出版元の白水社公式サイトでMP3で音声をダウンロードできます。
白水社ダウンロードページ
http://www.hakusuisha.co.jp/book/b206165.html
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』こんなひとにオススメ
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』をおすすめできるのはこんな方。
- まったくのフランス語入門者・初学者である
- 一度フランス語をやったことがあって、忘れてしまった
- 大学の第2外国語でフラ語を選択したけど苦手意識がある
- フランス語は発音が難しそうだと躊躇している
- 読書が好きではない
- フランス語の辞書を買ってない or 買う予定は無い
フランス語ってどんな感じなんだろう?という入門者から、じっくり腰をすえてフランス語を勉強してみたい方にもおすすめできる良書です。
まとめ
フランス語って色々むずかしそう・・・と思っていた方も、『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』をお供にフランス語を勉強するとフランス語が楽しいと思えるはずです。
清岡先生が以前NHKラジオ「まいにちフランス語」講座を担当していたときのコンビだったレナ・ジュンタ先生との共著『清岡&レナ式 フランス語初級卒業講座 文法が好きになる1200問』もおすすめです。