フランス語の語学力を上げるのに有効な手段として、フランス語で日記をつけるという習慣術があります。
フランス語で一行、一言でも良いので日記を書く習慣を継続していくと、とても効率よくフランス語を訓練することができるのでおすすめです。
この記事では、フランス語で日記を書くメリットと、書き方のステップを超かんたんにできる方法からご紹介します。
フランス語で日記を書くという勉強法のメリット
フランス語で日記をつけることは、楽しみながらフランス語と格闘する機会になります。
まず、日々の事柄をフランス語にしていくので、使える語彙が増えていきますよね。
いきなりフランス人の先生から「昨日何してたの?」と聞かれるとして・・・。
日記にフランス語でアウトプットする習慣があると、フランス語で考えるクセがついてくるのでパッと返事ができるようになります。
手帳に日記をつけていれば、手帳は日々持ち歩いて目を通す機会が多いですから、自然とフランス語に接する機会が多くなるのもポイントですね。
いままで手帳をつけたり日記をつける習慣が無かった方は、まずはLOFTや東急ハンズ、または100均などで売っているシンプルな手帳を購入し、週間カレンダーや月間カレンダーに用事を記入していくと負担がなくて簡単だと思います。
さて、ではいったいどうやってフランス語で手帳を書くの?ということ。
はじめは背伸びしなくてOKです!
英語で5W1Hってありましたよね。
いつ・どこで・誰と・何を・・というやつです。
まずはここからスタートしましょう。
【初心者OK】フランス語で日記を書く方法とステップ
フランス語で日記を書くというとちょっとむずかしいのでは?と思いますよね。
はじめは無理せず、単語からスタートしましょう!
①:まずは単語ひとつをフランス語に
はじめ私は、特になにも考えず、
「食べたもの」
「飲んだもの」
「買ったもの」
だけをフランス語で記入していました。
例えば、「une baguette」とか、「deux chocolats」、「une robe 3000yen」のようにです。
もちろん付け忘れた日もありましたし、ゆるい感じからスタートしました。
ひと通り食べたものをフランス語で記入できるようになってくると、もう少しフランス語で手帳を埋めたい気分になったんですよね。
そこで、そのとき道しるべとして購入していたのが、この本 『フランス語で日記をつけよう』です。
目次を見ていただくと分かるのですが、はじめは「à faireリスト=やることリスト」など、フランス語の単語を少しずつ書くことから始めましょうというスタンスで、徐々にフランス語を多用していくように指導されています。
「勉強!」というより、楽しみながらフランス語を日常に取り入れるという感じですね。
とくに、この「à faireリスト(やることリスト)」は初級者のかたでも書けるので、すごく実用的!
学生さんのタスクといえば、宿題やサークル・アルバイト。
社会人ならお仕事ですよね、電話をかける・メールするetc。
主婦なら家事や育児のTO DO リストを書けばいいので、「何書こうかな?」と頭を悩ます必要もありません。
- à acheter (買うもの)
- à envoyer (送るもの)
- à donner (誰かにあげるもの)
などなど、書き出していくと、どんどん出てくると思います。
分からない単語はその都度調べながら。
時間がないときはマーカーで線引いておいて、まとめて辞書で調べるでもアリです。
はじめは、タスクリストのタイトルだけフランス語にするだけでもOKです。
②:興味あることをフランス語でメモする
上述した本『フランス語で日記をつけよう』では、ある程度フランス語で書くのに慣れてきたら、文章に挑戦する項目が出てきます。
わたしも、途中からフランス語で一言メモをつけるようにしていました。
- Je veux un sac noir de XXX!(わたしはあのXXXブランドの黒いカバンが欲しい!)
- C’était amusant, la fête de fille ce soir.(今晩の女子会は楽しかった)
みたいに。
こうしてフランス語で手帳に日記を書いたおかげで、自分のことを説明するフランス語の語彙や表現が増えたんですよね。
それに、自制は半過去なのか過去形なのか?、冠詞(un ・le ・duなど)はどれにすればいいのか?など、
書くたびに日々疑問に思うことが出てくるので、それを今度は「分からないことリスト」にまとめて、後日調べたり、先生に聞いたりしていました。
さらに「誰と=avec~」とか、「どこで=à」を足していったり、「~のために=pour~」や、「~にも関わらず=malgré~」を足していくと、結構長い文章になってきます。
でも手帳って記入スペースがあまり無い!
ので、1~2センテンスでいいのです。
欲張ると続かないので、一日1つの単語または文章をフランス語で書くだけ。
これで十分です!
日記なので提出するわけでもありませんし、後ほど見直して、自分だけが分かれば良いのですからね。
③:目標や夢、気に入った名言をフランス語で記しておく
私は今年の目標や、将来の夢、心に響いた格言、本で読んだ一節などを抜き出して、手帳のフリースペースに記入していました。
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フランス語のことわざなら、本も出ていますよ。
新年に夢や目標を決めるのも、気分が上がりますよね♪
格言の単語が難しかったら、日本語訳と併せて書いておけばいいのです。
『私だけのフランス語手帳』という本でも、フランス語を使って手帳を作ろうという内容が書かれていました。
こちらの本はバレットジャーナルのように自分で作り込んで、オリジナルの手帳を作るという趣旨です。
好きなように作れるので、イラストが得意な方や、アイデアを書き溜めておきたい方のノート術としても参考になると思います。
まとめ
日記を書く時間って自分のことを振り返るぜいたくな時間です。
たまに見返すこともあるので、フランス語で日記を書くとそのぶんフランス語に触れる機会も増えますよ!
お気に入りの飲み物やお菓子をいただきながら、自分を振り返る時間を作ることは人生を豊かにする貴重な時間なので、少しずつ、マイペースに、フランス語の上達も併せて出来ると良いですね。