この記事では、グランの意味について解説します。
結論として、グランとはフランス語で「偉大な、壮大な、大きな」を表す「Grand」という言葉です。
詳しく見てみましょう。
グランの意味・フランス語の発音
グランとはフランス語で「偉大な、壮大な、大きな」を表す「Grand」という言葉です。
フランス語での発音は「ぐほん」と言う感じで、Rの発音(鼻母音)がちょっとむずかしいですね。
名詞の前後で意味が変わる
「Grand」は名詞の前後どちらに置くかによって、意味が大きく変わるのが特徴です。
- 名詞の後ろ:Un homme grand = 背の高い男性(物理的な身長)
- 名詞の前:Un grand homme = 偉人・偉大な男性(社会的な偉大さ)
名詞の前にくると「偉大な・崇高な」という抽象的・比喩的な意味になり、後ろにくると「背が高い」という物理的な大きさを表します。日本語でも「グランプリ(大きな賞)」「グランメゾン(偉大な家)」のように名詞の前に置く用法が多く見られます。
GrandとGrosの違い
フランス語で「大きい」を表す言葉として「Grand」と「Gros(グロ)」があります。日本語ではどちらも「大きい」と訳されますが、使い方が異なります。
- Grand:高さ・長さ・規模の大きさ(例:une grande fenêtre=大きな窓、un grand fleuve=大きな川)
- Gros:体積・厚み・重さの大きさ(例:un gros melon=大きなメロン、de gros problèmes=深刻な問題)
「高い・長い・規模が大きい」ならGrand、「太い・分厚い・重い」ならGrosと覚えておくと使い分けやすいですよ。
「グラン」を使った日本語
ここではグランを使った日本語を紹介しますね。
グランジュテ(GRAND JETÉ)
グラン ジュテは、フランス語で「大きな跳躍」を意味するバレエ用語です。
バレエにおいて、グラン ジュテは片脚をまっすぐ伸ばして跳躍する動きです。高く、遠く、大きく跳ぶことから、大きな飛躍や成長を意味する言葉として使われています。
グラン ジュテは、バレエの基本的な動きのひとつであり、多くのバレエ作品で登場します。また、バレエの技術を示す際にも用いられ、グラン ジュテができるかどうかは、バレエダンサーの技術の高さを示す指標のひとつです。
グラン ジュテは、以下のような意味合いで使われます。
- 大きな飛躍や成長
- 高い技術や能力
- 挑戦やチャレンジ
グラン ジュテは、バレエ用語としてだけでなく、日常生活でも使われることもあります。
例えば、仕事や勉強で大きな成果を上げたとき、新しいことに挑戦して成功したときなどに、「グラン ジュテを決めた」という表現をすることがあります。
また、グラン ジュテは、バレエの美しさを表現する言葉としても使われています。例えば、バレエダンサーが美しいグラン ジュテを披露したときには、「グラン ジュテが美しい」という表現をすることがあります。
グラン ジュテは、バレエの美しさや技術の高さを表現する、力強い言葉です。バレエとフランス語の関係に興味がある方はバレエダンサー・塚本弾さんの経歴まとめもあわせてご覧ください。
グランポレール(GRANDE POLAIRE)
グランポレールの意味は、フランス語で「偉大な北極星」です。
「グラン」は偉大さ、「ポレール」は北極星を指します。
グランポレールは、サッポロビールが2003年に立ち上げた日本ワインのブランドであり、日本の風土を活かしたワインを造ることをコンセプトに掲げています。
北海道、長野、山梨、岡山の4つの産地で栽培されたブドウを使用し、それぞれの産地の個性を活かしたワインを生み出しています。
名前からもその品質と特性が伝わってきますね。
グランポレールは日本ワインの最高峰とも称されており、国内外で高い評価を受けています。
グランドール(GRANDEUR)
グランドールは、フランス語で「雄大さ」「壮大さ」「気高さ」「高貴さ」などを意味する単語です。
たとえば、
- 自然や景色などの雄大さや壮大さ
- 人格や精神の高潔さや高貴さ
- 物事の偉大さや崇高さ
のように、ポジティブな意味合いで使われることが多い言葉です。
グランドールは、以下のような場面で使われることが多いです。
- アルプスの雄大な景色
- 偉大な功績
- 高潔な精神
なお、グランドールは、以下のようなものにも使われています。
- 手塚治虫の漫画作品「グランドール」のタイトル
- バンダイビジュアルのアクションゲーム「Glandore」のタイトル
基本的には「雄大さ」「壮大さ」「気高さ」「高貴さ」などの意味合いで使われています。
グランドールは、幅広い意味合いを持つ言葉です。その言葉の持つ意味合いを理解して、適切な場面で使うようにしましょう。
グランメゾン(GRANDE MAISON)
グランメゾンとはフランス語で「偉大な家(店)」を意味する言葉で、一流の高級レストランやファッションブランドの本店を指します。
日本ではドラマ「グランメゾン東京」(2019年放送・主演:木村拓哉)でも広く知られるようになりました。ミシュランの星を目指すシェフたちの物語で、グランメゾンという言葉の意味を体感できる作品です。
グランプリ(GRAND PRIX)
グランプリとはフランス語で「大きな賞」を意味する言葉です。
F1レースの最高格式レース名として世界的に有名なほか、映画・音楽・グルメ・デザインなどさまざまな分野の最高賞を指す言葉として使われています。フランス語圏で生まれた言葉が世界中に定着した代表例のひとつです。
Grandと似た意味のフランス語
「大きい・偉大な」を表すフランス語の類義語も覚えておくと表現の幅が広がります。フランス語の単語の意味をもっと学びたい方はフランス語「Ce sont」の意味と使い方もあわせてどうぞ。
| フランス語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| Grand | グラン | 大きい(高さ・規模)、偉大な |
| Gros | グロ | 大きい(体積・厚み)、太い |
| Magnifique | マニフィーク | 素晴らしい、壮大な |
| Immense | イモンス | 巨大な、広大な |
| Énorme | エノルム | とても大きい |
まとめ
グランのフランス語の意味をご紹介しました。
ほかにも
- グラン ボヤージュ
- グラン ボヌール
- グラン ホテル
- プティ グラン
- ル グラン
- グラン リュクス
などの言葉がありますが今日はこの辺で・・・また追ってご紹介しますね!
フランス語をもっと学びたい方はフランス語独学に使える無料アプリ4選もあわせてご覧ください。
よくある質問
グランの意味は何ですか?
グランはフランス語の「Grand」からきた言葉で、「大きい・偉大な・壮大な・雄大な」という意味があります。日本語では「グランプリ」「グランジュテ」「グランメゾン」「グランポレール」などに使われています。
グランはフランス語でどう発音しますか?
フランス語では「グホン」に近い発音で、語末の「d」は発音しません。「グラン」は日本語読みで、正確には鼻母音(nasale)を使った発音になります。
GrandとGrosの違いは何ですか?
「Grand」は高さ・長さ・規模の大きさを表し、「Gros」は体積・厚み・重さの大きさを表します。「大きな窓」はGrande fenêtre(Grand)、「太ったネコ」はGros chat(Gros)のように使い分けます。
グランジュテとはどんな動きですか?
グランジュテはバレエ用語で「大きな跳躍」を意味します。片脚を軸に高く・遠く跳ぶ動きで、バレエの技術力を示す代表的な技のひとつです。日常会話では「大きな成長・飛躍」の比喩としても使われます。

