「フランス語のリスニングを鍛えるにはどの教材がいい?」
「フランス語のヒアリングに苦戦中、コツはなに?」
フランスに住んでいると、日本人の留学生や在仏日本人からこういった悩みをよく聞きます。
先に結論を言ってしまうと、リスニングを鍛えようとしても意味がないです。
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フランス語のリスニングが難しい理由
リスニングで聞き取れない=知らない単語
リスニングを鍛えようとしても意味がない、とお伝えしました。
聞き取れないということは、その単語を知らないということ。
知らない外国語の単語を、一度か二度聞いただけで覚えられたら・・・苦労しないですよね。
聞くだけで覚えられるなら、今ごろマルチリンガルなわけで。
子供が、大人の会話で出てくる「ぜいきん」や「てんしょく」のように関係の無い単語だけ聞き取れないように、
大人だって、若者言葉や、最近出てきたアイドルのフルネームとか、ただ一度聞いただけじゃ絶対覚えられませんよね。
そもそも、知らない言葉というのは、その言葉が意味する事柄(内容)が分からないのですから。
ですので、リスニングだけでどうにかしようと思うのが間違いです。
私も昔はリスニングが弱いな~とか思って、カセットテープを巻き戻したりして、延々とリスニングの勉強したりしてました・・。(まだ私の時代はYoutubeやアプリじゃなくカセットテープ笑)
ですが、あれ本当に時間の無駄でしたねー!
何回聞いたって、知らない単語は聞き取れるようになりません!
リスニングの勉強をするぐらいなら、1つでも知らない単語の意味を調べて、発音をネイティブの発音に少しでも近づけていく自習法をやった方が早いのです。
発音できない言葉は聞き取れない
フランスに暮らしていて日々新しいフランス語と接していますがつくづく思うのは、自分が発音できない言葉って、
どんなに耳が良くても、
どんなに周りが静かでも、
どんなに集中していても
聞き取れないっていうこと。
結局自分が使える単語、発音できる言葉じゃないと聞き取れないのです。
フランス語のリスニングが弱いなぁと困っている方がやるべきことは、知らない単語を正しい発音で覚えることです。
ここで罠がありまして、
「オッケー分かった!じゃ単語の発音を覚えればいいのね」
と、単語帳を買ってきて覚える・・・これはいけません。
単語帳って、「やった感」が出ますよね。
目に見えて積み上げられていくから。
でもどんなに単語帳のページが増えても、実戦の会話で使えないと意味がないので、単語を単品で覚えるのはやめましょう。
特に、フランス語にはリエゾン(liaison)やアンシェヌマン(enchaînement)といって、音がつながることが多いので、単語を単品で覚えても効果的ではないのです。
じゃあ一体どうすればいいの?ということなんですが、私が自分でやってきた中で一番おすすめなのは
- 自分が使いたい文章や、使いたい表現をまずは作って、ネイティブに確認してもらう。
- そのネイティブの発音を録音させてもらって、時間が取れるときに自習する。
- その単語をアウトプットする
これが一番無駄がありません。
ネイティブの発音で学ぶので、間違いない。
語学レベルに応じてやることが変わる
語学学習というのは穴を埋めていく作業です。
初心者のうちは、例えば1,000ピースあるパズルの、ほんと5ピースとか10ピースとか、その程度のレベルの単語や文法しか把握できませんよね。
だから、ネイティブの言ってることが分からないなんて当たり前。
ネイティブと会話できない、なんていうことを気にするよりも、
「ゼロからこんなにフランス語を覚えられた!」っていうことにフォーカスしていった方が楽しいですし、続けやすいです。
でもある程度フランス語を勉強してきて、初級者から中級者へ、中級者から上級者への階段を進みたいのであれば、なるべく無駄な勉強を省いて上達への近道を探すほうが効率的だと私は思います。
埋めてきたパズルがたくさんあればあるほど、語学をマスターするまでのスピードは上がりますからね。
リスニング強化対策はアウトプット一択
じゃあ具体的に何をすればいいのか?
やっぱりアウトプットすべし、ですね。
発音のアウトプットの機会を自ら作るのがベスト。
日本に住んでいるなら、ネイティブのフランス人と話す機会を積極的に作ったり、フランス語会話のスクールに通うとか、オンラインのフランス語レッスンに申し込んでみる。
フランスに住んでいるなら、普通に近所でフランス語の先生を見つけて習うとか、オンラインでフランス語会話のレッスンを試してみるとかですね。
日本なら通学型のマンツーマンレッスンで発音強化
日本にある通学型のフランス語会話スクールなら、個人的に最近もっともおすすめなのはロゼッタストーン・ラーニングセンターのフランス語コース。
\無料体験レッスン実施中/
なぜオススメなのかという理由は、以下の記事でもご紹介していますが、
-
【マンツーマン】フランス語の通学型個人レッスンならロゼッタストーン・ラーニングセンターが最強説!
続きを見る
しいて3つ挙げるとすれば
- 目的に合わせたレッスン内容にカスタマイズ可能
- ロゼッタストーンならではの復習システムレッスンあり
- フランス語個人レッスンが40分/回、4,000円台から
このクオリティでマンツーマンが4,000円からというのは、かなり破格。
例えば東大や一橋、JALや三菱商事にも講師派遣しているバークレーハウスは1回50分のレッスンが9,000円からですから。
もちろんその値段に応じたクオリティなのですが、立地も市ヶ谷だけ。
良い学校なんですが、大多数の方にちょっとおすすめしにくいです。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターは全国各地の好立地な場所にあるし、予約・キャンセルもかなり自由度高めなので継続しやすいのがポイント高いですよね。
もちろん、ただスクールに入るだけでは上達しませんよ。
スクールに入るなら、必ず「いつまでにこのレベルまで行く」という目標を決めておくこと。
- 旅行会話をできるようになる
- この映画を理解できるようになる
- 仏検やDELF・DALFなど資格試験
などが分かりやすくてモチベーションも保ちやすいですね。
ロゼッタストーンならリンクアンドモチベーショングループのキャリアナビもついていて、カウンセリングができるので、独学のときより遥かにフランス語が正しい方向に上達すると思います。
フランス在住ならオンラインのフランス語レッスン
私もフランス在住なのでよく分かるんですが、
フランスでフランス語の先生を探すのって結構大変です。
特に入門者だと、日本語が分からない先生にいきなりフランス語を習うのはかなりスパルタ。
文法用語からフランス語ですからね・・まさに聞き取れないレッスンとなること必至。
また、フランスに住んでいるとフランス語漬けになっていくので「日本語が聞きたい・・」となる場合も。
フランス語に拒絶反応が出ると現地での生活にも支障が出てしまうので、日本語が分かるやさしい先生についたほうが安心だと私は思っています。
オンラインのフランス語レッスンはネットで探すといくつかありますが、
基本的にはフリートークが中心。
フリートークはマジでオススメできません・・・
以下の記事でもご紹介しましたが、フランス語のオンラインレッスンならECCが個人的には一番評価高いです。
-
ECCフランス語オンラインレッスンがおすすめな5つの理由
続きを見る
ここまでしっかりした教材を独自で作っていて、復習メソッドもついてくるオンラインのフランス語学校はありません。
フランスに住んでいる方も、フランス語力がついてくると現地での生活がかなり自由になって楽しくなるので、一度語学力を磨いてみるのをおすすめします♪