次のオリンピックは舞台がパリ!その名も「パリ2024オリンピック」です。
パリオリンピックは1924年以来、100年ぶりの3回目となり、2024年7月26日から8月11日まで開催予定の第39回夏季オリンピック競技大会です。
パリ2024オリンピックの見所といえば、フランスの歴史的な建造物が会場になることですよね。
オリンピック観戦しながらフランス観光もできて一石二鳥!
開会式は、パリ中心部を流れるセーヌ川で行われ、各国・地域の選手団は船で川を航行して入場行進するんだとか!
これまでオリンピックの開会式といえばスタジアムで行ってきた夏季オリンピックの中で前例を見ない形となりますよね。
4年に一回の祭典を楽しむためにも、パリ五輪のチケット購入先やチケットの種類、見どころについて解説します。
パリオリンピックを見に行くには?チケット購入先はここ
パリ2024オリンピック観戦チケットの購入方法は、オリンピック公式チケットサイトで購入します。
パリオリンピックチケット公式HP:https://tickets.paris2024.org/
チケット購入から航空券などまるっと予約したい方は、JTBのパリオリンピックプランがおすすめです。
パリオリンピックチケットは抽選販売と先着順販売の2種類があり、抽選販売は、2022年6月から一般販売が開始。
先着順販売は、2023年10月から開始しています。
- 抽選販売:2022年6月から2023年4月
- シングルチケット販売:2023年5月から8月
- パラリンピックチケット:2023年10月から2024年7月
- 残りチケット販売:2024年7月
パリ2024オリンピック観戦チケットの種類
パリ2024の観戦チケットは、手ごろな価格の24ユーロからあります。
主要なチケットの種類とその価格を簡単に紹介しますね。
シングルチケット(バラ売りチケット)
“シングルチケット”とは、パリ2024オリンピックの観戦チケットの種類の一つで、一つの特定の競技イベントの観戦に使用できる単一のチケットを指します。
具体的には、シングルチケットは一つの競技イベント、例えば陸上競技、水泳、体操など特定の競技を観戦するチケットです。
シングルチケットは、一般的に、それぞれの競技イベントに応じて様々な価格帯が設定されており、観客は自分の興味や予算に応じて選択することができます。
価格は、競技や席の種類によって異なりますが、最も手頃なチケットは24ユーロから始まります。
人気の競技や会場のチケットは、早めに完売する可能性があります。
具体的には、以下の競技や会場のチケットは、早めの購入をおすすめします。
- 野球
- ソフトボール
- ラグビー
- 競泳
- 体操
- スケート
- 自転車
- 馬術
- アーチェリー
主要競技の決勝チケット
例えば、男子陸上100m決勝などの主要な競技の決勝チケットは、高額です。
例えば、陸上競技決勝チケットの価格は125ユーロ~980ユーロ。
なお、2023年12月4日現在、パリ2024の観戦チケットのうち、すでに売り切れている種目は以下のとおりです。
- サッカー決勝
- バスケットボール決勝
- バレーボール決勝
- テニス決勝
- 卓球決勝
- 柔道決勝
- レスリング決勝
- ボクシング決勝
- 陸上男子100メートル決勝
- 陸上女子100メートル決勝
- 陸上男子10000メートル決勝
- 陸上女子10000メートル決勝
- 水泳男子100メートル自由形決勝
- 水泳女子100メートル自由形決勝
- 水泳男子200メートル自由形決勝
- 水泳女子200メートル自由形決勝
特定の競技イベントのチケット
特定の競技イベント(例:ブレイキン、スケートボード、BMXフリースタイル決勝)のチケットは、50ユーロから160ユーロの間です。
ホスピタリティ・パッケージ
ホスピタリティ・パッケージ(観戦チケット+特別サービス)
ホスピタリティ・パッケージは、競技イベントへのアクセスに加え、特別なサービスやアメニティが含まれています。
パリの競技会場でのプライベートラウンジアクセスや、パリ中心地のパレ・ド・トーキョーでの特別なホスピタリティ体験などが提供されています。
アスリートとのミーティングやエンターテインメント満載のイベントを楽しめるプランなんですね。
パリオリンピック2024の見どころ5選
パリ2024オリンピックの見どころは以下の5つです。
- 歴史的な建造物での競技
- 新しい競技のデビュー
- 一般市民の参加
- 持続可能な開発
- 新しいエンブレム
詳しく解説しますね。
見どころ①歴史的な建造物での競技
パリ2024オリンピックでは、エッフェル塔やヴェルサイユ宮殿など、パリの象徴的な建造物が競技会場として使用されます。
たとえば以下の建物たちです。
エッフェル塔とシャン・ド・マルス公園
世界的に有名なエッフェル塔とエッフェル塔の近くに位置するこの公園は、パリ2024オリンピックの象徴的な競技会場の一つです。
スタッド・ド・フランス
サッカーやコンサート会場などでも使用されるフランスで最も有名なスタジアム。
パリオリンピックでは陸上競技と7人制ラグビーの会場となります。
スタッド・ローラン・ギャロス
全仏オープンの会場として知られるこのスタジアムは、テニスとボクシングの会場となります。
コンコルド広場
パリで最も大きく、よく知られる市民広場の一つ。
パリオリンピックでは、BMXフリースタイル、スケートボード、ブレイキン、3×3 バスケットボールの会場となります。
スタッド・ヴェロドローム
マルセイユ市内にあるこのスタジアムは、サッカーの会場となります。
ルーヴル ピラミッド
ルーヴル美術館の入口であるこの華々しいピラミッドも競技会場の一つです。
凱旋門
パリで最もアイコニックなモニュメントの一つで、その周辺も競技会場として使用されます。
ノートルダム大聖堂
美しいゴシック様式の大聖堂で、その周辺も競技会場として使用されます。
火事でてっぺんの尖塔が焼失してしまいましたが、修復工事は今もなお行われています。
パンテオン
新古典主義を代表するモニュメントで、その周辺も競技会場として使用されます。
見どころ②新しい競技のデビュー
- スポーツクライミング(ボルダリング&リード、スピード)
- サーフィン
- スケートボード
- ブレイキン(ブレイクダンス)
スポーツクライミングは人工の岩壁を登る競技で、ボルダリング、リード、スピードの3種目から構成されます。
ボルダリングは、高さ4メートルほどの壁を、ホールドと呼ばれる突起物を使って登り、リードは高さ15メートルほどの壁をロープを使いながら登る競技です。
スピードは、高さ15メートルほどの壁を、ロープを使わずに登る競技です。すべて、選手の力、持久力、戦略が試されます。
サーフィンは予測不可能な海の波で選手がそれぞれ技能を示します。
天候次第とも言えるのでドキドキしますね。
スケートボードは2020年東京オリンピックでも取り上げられた競技です。
創造性と運動能力を披露するスポーツですよね。
ブレーキングとは、ヒップホップミュージックに合わせて、アクロバティックな動きを繰り広げるダンス競技です。
ブレーキングは競技としてどのように展開されるかが注目されます。
見どころ③一般市民の参加
パリ2024オリンピックでは、一般市民の参加を積極的に推進しており、以下の3つの方法で一般市民の参加を可能としています。
- 「すべての人のためのマラソン」への参加
- 「すべての人のための自転車ロードレース」への参加
- 「オリンピック・ヴィレッジ」の見学
「すべての人のためのマラソン」への参加
開催予定日:2024年7月29日
「すべての人のためのマラソン」は、オリンピックのマラソンルートと同じルートを走る市民マラソン(42.195km)と10kmランのことです。
4万人以上の参加が予定されています。参加資格は、18歳以上で、医師の健康診断を受けていることです。
「すべての人のための自転車ロードレース」への参加
開催予定日:2024年7月27日
「すべての人のための自転車ロードレース」は、オリンピックの自転車ロードレースコースの一部を走る市民サイクリングレースのことです。
3万人以上の参加が予定されています。参加資格は、18歳以上で、自転車のスキルと健康に問題がないことです。
「オリンピック・ヴィレッジ」の見学
オリンピック・ヴィレッジとは、オリンピックに出場する選手や関係者が滞在する施設です。
パリ2024では、一般市民もオリンピック・ヴィレッジの見学をすることができます。
※見学には、事前予約が必要です。
このほかにも、パリ市内では、オリンピックの関連イベントやアクティビティが多数開催されます。
一般市民は、これらのイベントやアクティビティに参加することで、オリンピックをより身近に楽しむことができます。
見どころ④持続可能な開発
パリ2024オリンピックでは、以下の3つの柱を掲げ、持続可能な開発を目指しています。
社会の中心にあるスポーツ
パリ2024では、スポーツを社会の中心的な存在として位置づけ、人々の健康や社会の活性化に貢献することを目指しています。その一環として、以下の取り組みを行っています。
- 一般市民の参加を積極的に推進する
- 障がい者の参加機会を拡大する
- スポーツを通じた教育や文化交流を促進する
包括的な社会
パリ2024では、あらゆる人々が参加できる大会を目指しています。
その一環として、以下の取り組みを行っています。
- 女性や若者、障がい者など、さまざまな人々が活躍できる環境を整える
- 社会的に弱い立場にある人々を支援する
環境への配慮
パリ2024では、環境への負荷を最小限に抑えた大会を目指しています。その一環として、以下の取り組みを行っています。
- 既存施設や仮設施設を活用する
- 再生可能エネルギーを積極的に利用する、
- 廃棄物の削減と再利用に取り組む
具体的な取り組みとしては、以下のようなものが挙げられます。
- オリンピック・ヴィレッジは、100%再生可能エネルギーで運営
- 競技会場の95%は、既存施設または仮設施設
- 大会運営に使用する車両は、すべてゼロエミッション車
- 大会期間中は、使い捨てプラスチックの使用を禁止
パリ2024では、これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
見どころ⑤新しいエンブレム
オリンピックとパラリンピックの歴史において初めて、同じエンブレムが両競技に使用されます。
エンブレムは、金メダル、聖火、そしてフランス革命と国民の象徴であるマリアンヌの顔が一体となったデザインです。
金メダルは、スポーツのスポーツの栄誉と勝利の最高峰を表し、聖火はオリンピックの精神である友情、連帯、そして平和を表します。
マリアンヌの顔は、フランスの共和国と自由、平等、博愛の精神を表します。
エンブレムは、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。また、フランスの歴史と文化を象徴する要素が巧みに融合されています。
エンブレムは、2021年10月21日にパリで発表されました。発表当初は、賛否両論の声がありましたが、その後は徐々に受け入れられるようになりました。
パリオリンピックチケットについて注意点とFAQ
- 転売は禁止
- チケットのキャンセルは不可
パリ2024オリンピック観戦チケットの購入にあたっての注意点と、よくある質問について説明します。
パリ2024公式チケットの販売は、2024年7月26日から8月11日までのオリンピック期間中も継続されます。ただし、人気の競技や会場は、早めに完売する可能性もあります。。
なお、抽選販売に当選できなかった場合は、シングルチケット販売でチケットを購入することができます。シングルチケット販売は、抽選販売とは異なり、当選確率が高くなります。
また、パラリンピックのチケットは、2023年10月から販売開始されます。
パラリンピックのチケットは、オリンピックのチケットよりも入手しやすい傾向があります。
さらに、2024年7月には、残りのチケットを販売する予定ですが、人気の競技や会場のチケットはほとんど残っていない可能性もあります。
なお、チケットの再販は禁止されています。
チケットを購入できなかった場合は、抽選販売や先着順販売の次の機会を待つか、現地でチケットを販売している業者を利用する方法がありますが、運次第なのとボッタクられる可能性もあるのであまりオススメはできません。
パリ2024オリンピックについてまとめ
今回のパリ五輪のコンセプトは、パリ中心部を流れるセーヌ川や街を象徴する歴史的な建造物、フランスらしい文化をスポーツ施設に取り入れること。
歴史と文化が溢れるパリで、世界各国からのトップアスリートたちの競技を体験できる絶好の機会となるので、この目で観戦したい方は早めのチケット購入をおすすめします。