仏検3級は、大学1~2年の第二外国語修了レベル相当の語学資格です。
このレベルになると見える景色が変わったなと感じましたね。
4級までは本当に入門~初歩という感じで、フラ語のほんの導入部分という感じなんですが、
3級になってくるとかんたんなフランス語会話もできるようになっていますし、
フランス語で書かれた簡単な本や、ネットニュースなども次第に理解できるので、フランス語を学習するのが楽しくなっているはず。
モチベーションが高い方や、語学学習に自信のある方なら、ゼロからの入門者でも一発で仏検3級に合格できる試験なので
脱・初心者のマイルストーンとして3級受験をしてみることをおすすめします!
仏検3級が一体どんな試験内容なのか、おすすめ参考書と共にまとめました。
仏検3級のレベル・難易度【試験内容】
仏検3級は基礎の総まとめ
フランス語の簡単な日常表現を理解し、読み、聞き、話し、書くことができる。
大学がフランス語学部であれば大学1年修了時、第二外国語として週2回の授業なら2年目修了時と同等レベル。
参照;APEF
4級では「話す」ことは範囲外ですが、3級レベルになるとスピーキングもできるレベルになっていますね。
仏検3級の試験内容
仏検3級の試験内容はこちら。
筆記試験 |
問題数9問、配点70点。 試験時間60分 |
聞き取り試験 |
問題数3問、配点30点。 試験時間約15分 |
4級より筆記の試験時間が15分長くなっています。
筆記試験、および聞き取り試験とも、マークシート方式とフランス語の記入があります。
仏検3級の合格点は?
仏検3級の合格ラインは100点満点中、60点です。
なお、過去3年間の合格率を見ると、春季・秋季ともに50~60%前後の合格率!
これは半数近く落とされるということ・・・
4級に比べると急に厳しくなってきた印象ですね。
仏検3級の過去問
過去問題のサンプルが掲載されているのは以下ページ。
ページ一番下の「3級」という部分を参照ください。
仏検3級合格に必要な単語数・勉強時間
仏検3級合格に必要な単語数
仏検3級合格に必要な単語数は1,670語です。
仏検3級合格に必要な勉強時間
まったくの初心者が仏検3級を狙うなら、200時間で到達可能です。
これは大学でフランス語を専門として学ぶ仏文科の生徒なら1年次が修了するレベル。
毎日1時間勉強すると、200日(6ヶ月と20日)。
毎日2時間勉強すると。100日間(3ヶ月と10日)。
毎日3時間勉強するなら、66日間(2ヶ月と1週間)。
毎日2~3時間近く集中して学習すれば、2ヶ月から3ヶ月間で合格圏内に入れます!
入門から初級の頃は、できれば一気に集中して単語を覚えていったり、文法や活用をまとめて頭に入れたほうが効率が良いと思います。
始めた頃が一番モチベーションが高いですからね!
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独学でも受かる!仏検3級を目指す勉強の仕方とは?
独学でもやる気があれば、まったくの入門者でも仏検3級は受かります!
最短で受かるためのポイントは、
基礎をしっかり叩き込む
こと。
学習をスタートしてすぐの頃は、あせらず基礎をしっかり理解することに力を注ぐこと。
フランス語の文法は英語と違って色々ルールが多いので(初めだけです)、
このルールをしっかり覚えておくのが肝心。
だいたい基礎の文法を理解できたら、まず問題集をやってみましょう。
で、弱いところを確認しながら、あとは単語と文章表現を正しい発音で覚えていくだけ!
以下の流れに沿って学んでいけば、必ずフランス語が聞けて、読めて、しゃべれるようになります。
- 文法理解
- 単語増強
- 問題集で確認
この3つをそれぞれ学習できるおすすめ参考書を下記でご紹介しています。
独学で仏検3級合格を目指すおすすめ参考書4つ
おすすめ参考書①「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」
この「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」は薄いのに内容が網羅されていて、CD(またはMP3音声)までついているのでかなり使い勝手が良いのでおすすめ。
参考
【仏検5・4・3級】「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」の勉強法
おすすめ参考書②「仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>)」
4級と3級の内容を網羅している文章題+単語集です。
単語は機械的に覚える作りではなく、きちんと文章のなかで理解できるので頭に残りやすいのがポイント。
CDもついているので理解度に合わせてディクテやリスニング教材としてもこの先使えます。
おすすめ参考書③「ゼロからスタートフランス語単語BASIC1400」
3級の必須単語は1670語なので、1400はちょっと足りないと思うかもしれませんがこの本は内容が濃いので3級を受けるならぜひ見ておくことをおすすめします。
ただ単語を羅列してCDを取ってつけたようなキクタンと違って、単語の意味を理解しやすい作りになっています。
おすすめ参考書④「教えて仏検先生3級―絶対合格・対策問題集 」
こちらの著者、久松健一先生の参考書は本当に分かりやすいんですよね。
この「教えて仏検先生3級」は問題テキストなので、
「ある程度フランス語が理解できたな」
「そろそろ力試ししてみようかな」
と思ったら開いてみるのをおすすめします。
問題集ですが解説が丁寧ですし、3級の内容は細かく網羅されているので、この問題集で仕上げればバッチリです!
まとめ
おすすめ参考書は4冊ご紹介しましたが、1冊だけに絞れと言われたら、久松先生の「教えて仏検先生3級」ですね。
正直これだけだとゼロからの入門者にはハードル高いと思いますが、フランス語を以前やっていた方などブランクが長い方はまず「教えて仏検先生3級」だけやってみて、足りないと思うところがあれば必要に応じて買い足していけばいいと思います。