この記事ではダコールの意味とフランス語の相槌(あいづち)について解説します。
- ダコールってどんな意味なの?
- フランス語で「へえ」って何ていうの?
- フランス人と会話中に間が持たない・・・
フランス人と会話するとき、けっこう困るのが相槌(あいづち)を打つとき。
「うんうん!」「だよね!」って、
フランス語では何て言えばいいの?
「そうそう!」「分かるー!」と言いたいのに「・・・(無言の笑顔)」、これではもどかしい気持ちになりますよね。
以下ではフランス語のあいづち表現を初心者の方でも発音できるよう、あえてカタカナ表記にしてあります。
フランス語勉強中の方はぜひ使ってみてくださいね!
共感するあいづち|フランス語の意味と表現【10選】
まずは「うん」「へえ」のような合いの手を入れるときに使う相槌表現です。
会話にリズムが出るのであなたの印象も良くなりますよ。
1.D’accord (ダコール)「分かりました」
- 「承知しました」
- 「分かりました」
- 「了解」
ビジネスでも使用することの多い「D’accord (ダコール)」は、相手からの要望や意見を承諾する意味で使います。
発音は「ダコード」ではなく、「ダコー」や「ダッコー」という感じで、「ダ」に力を入れて発音します。
「ル」は鼻母音なので、はっきり発音しないほうがフランス人相手には通じやすいですよ。
この「だこー」はゲーム『FGO』で「モンジョワ」と同様、よく出てくるから、巷では有名な表現かもね。イタリア語だと「d’accordo(ダッコールド)」、そっくりだよね!
2.Tout à fait(トゥータフェ)「そのとおり」
相手の言うことに「その通り!」と完全同意するときに使います。
フランス語初心者だと、自分が言いたかったことを上手に表現できないことも多いですよね。
フランス人の相手が代わりに文章を言ってくれることがあるので、そんな時にも使えて便利です。
「Oui tout à fait(ウイ トゥータフェ)」で「そう、そのとおり」。
「Tout à fait raison(トゥータフェ レゾン)」と言う場合もあり、全く同じ意味です。
3.Exactement(イグザクトモン)「そうなの!」
- 「そうなのよ!」
- 「よく分かってますね」
- 「そうなんだよ」
- 「そのとおり!」
という意味が含まれる同意のあいづちです。
2の「Tout à fait(トゥータフェ)」とほとんど同じ意味ですが、より感情がこもっている表現です。
なお、英語のexactlyの語源にもなっています。
4.Ah bon(アボン)「へえ」
「へえ」とか「へー」という相槌、日本語だとよく使いますよね。
この「Ah bon(アボン)」も抑揚をつけずに言うと、「ふーん」とか「ああそう」などの意味になります。
でも正直言って、会話で「へえ」「ふーん」「そう」ばかり言われても・・・どうですか?
あまり嬉しくないですよね笑。
なので、フランス語では「Ah bon(アボン)」を頻繁に使うのはあまりオススメしません。
一度、二度くらいなら問題ありませんが、こればかり使っているとお馬鹿さんに思われるので注意。
逆に「アボン!?」と驚いたように言うと「そうなの?!」という意味にもなります。
使い分けが必要ですね。
「意見が無い人」という印象になるから他の表現も覚えよう!
5.Je vois(ジュ ヴォワ)「なるほど」
「なるほど」とか「分かるよ」と言うときは「Je vois(ジュ ヴォワ)」を使います。
「知ってるよ」「分かった」「なるほどね」という感じですね。
6.C’est ça.(セッサ)「そうです」
「Oui Oui(ウイウイ)」と同じ意味ですが、もう少しフォーマルにも使えます。
レストランやホテルでは「Oui (ウイ)」や「C’est ça.(セッサ)」と言う方が自然ですね。
C’est ça, c’est ça.(セッサ セッサ)と繰り返して使うと「そうそう」という意味にも。
より丁寧に言いたい場合は「C’est cela.(セ スラ)」とも言います。
7.Je suis d’accord(ジュ スィ ダコー)「同じ意見です」
- 「私もそう思う」
- 「激しく同意」
よく使う同意の相槌です。
「D’accord(ダコー)」だけだと「OK(オーケー)」とか「そうですか」というニュアンスになります。
「誰々と同じ意見です」と言いたいときは、avec(アベック)を付け加えて「Je suis d’accord avec ○○」としてください。
8.Je pense aussi(ジュ パンス オスィ)「私もそう思います」
「私もそう思う!」という表現ですね。
「私もそう思っていたんだ」と過去形になるときは「Je pensais aussi(ジュ パンセ オスィ)」となります。
9.Bah oui(バー ウイ)「もちろん」
- 「もちろん」
- 「当然でしょ」
- 「そうだね」
教科書には出て来ませんが、ネイティブが毎日必ず使う表現「Bah oui(バー ウイ)」です。
イントネーションによっては様々な意味に変わるのでちょっと注意が必要です。
ゆっくりと「Bah・・・・oui(バー・・・・ ウイ)」と言うと「えーと、うん」という意味になります。
「Bah oui(バー ウイ)」を使いこなせるようになると、フランス語レベルも上がっているはずです♪
10.Oui oui(ウイウイ)「そうそう」
相手の言っていることに「そうそう」「うんうん」「あるある」と頷くときには
この「Oui Oui(ウイウイ)」がいいですね!
「Oui(ウイ)」単体だけだと、
「はい(・・それで何か?)」
という感じになってしまい、会話が終了してしまうことがあるんです。
「ウイウイ」のほうが「そうそう!」という勢いが伝わるんですよね。
それにノリが良く聞こえるので、”あなたの話を聞いてますよ”というメッセージも伝わります。
「はいはい(しつこいなあ)」という意味にも取られるので、TPOによって使い分けよう!ニコニコ普通のイントネーションで話していれば基本的には大丈夫よ
驚嘆のあいづち|フランス語の表現と意味【6選】
会話で「うんうん」と同意するばかりではないですよね。
この章では、同意ではない相槌をまとめました。
驚いたときや、話が盛り上がっているときに頻出する相槌の表現です。
11.C’est vrai(セ ヴレ)?「本当に?」
- 「ほんと?」
- 「マジ?」
という時に使えるのは「C’est vrai(セ ヴレ)?」です。
12.C’est pas vrai(セ パ ヴレ)「うそでしょ」
- 「うっそー」
- 「いや違うでしょ」
- 「まさかー」
びっくり!驚き!意外!という表現の相づちに使えます。
13.Ça alors(サ アロー)「まさか」
- 「え?」
- 「まさか」
- 「ほんとかな」
というニュアンスも含む「Ça alors(サ アロー)」です。
14.C’est pas possible (セパ ポッシブル)「ありえない」
「あり得ない」という表現はフランス語でも同じ意味の「C’est pas possible(セパ ポッシブル)」です。
文脈によって「いやだ」「私にはムリ」という意味にもなります。
15.C’est n’importe quoi(セ ナンポルト クワ)「何それ!?」
教科書では習わないフランス語ですが、かなり耳にするのが
「C’est n’importe quoi(セ ナンポルト クワ)」です。
うまい翻訳をしている本やネット記事を見たことが無いんですが、ニュアンスとしては「ナニソレ」って感じです。
他には
- 「バカバカしい」
- 「めちゃくちゃだね」
- 「くだらない!」
- 「変なの」
という意味にもなります。
16. C’est surprenant. (セ スュープルノン)「おどろいた!」
「それは驚きですね」
「びっくりだね」
という意味の「C’est surprenant. (セ スュープルノン)」もよく使います。
「意外だね」というニュアンスも含まれます。
フランス語のあいずち表現まとめ
本記事ではフランス語で相槌を打ちたい時に使える表現をまとめました。
- 留学中のパーティーやフェットで
- ワーキングホリデーでの同僚との会話で
- 知り合ったフランス人との会話で
機会があれば是非使ってみてくださいね。
相槌が自然に打てるようになると、フランス人と会話も続くようになるので楽しいですよ。
本記事に挙げた相槌はよく使うものですし、短い言葉なので、覚えるのも比較的カンタンだと思います。
まずは1、2個ピックアップして、是非使ってみてくださいね。
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