フランス語を学習していると直面する壁があります。
それは「日常的に使う機会が英語よりも圧倒的に少ない」ところ。
別に日常生活に使うわけではないので、モチベーションはさがりやすいですよね。
そもそも、忙しい日常の合間を縫って、学習を継続するのはとても大変!なので、つい、
- 将来とくにフランス語が役に立たない気がする
- フランス旅行の具体的な予定がない
などと、マイナス思考に陥ってしまう方も多いと思います。
私も以前は、「旅行の予定がまだ無いのに、フランス語の学習に時間を使うなんてムダなのかな・・?」と無気力になった時がありました。
でも、フランスに憧れる気持ちがあったので、フランス語学習は楽しかったのです。
そこで、
「フランス語の勉強が苦にならず、上達する秘訣はないだろうか」
と、モチベーションを維持できる方法は無いかなと、かたっぱしから試したんです。
語学学習のモチベーションをどの様に維持していけば良いのか、知りたい方のために、私が実際に試してきたモチベーションが上がるヒントをご紹介します。
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フランス語をどこで使うか決める
外国語習得は、才能ではなく、地道に継続することがカギ。
継続するためにはインプットだけでなく、日常的に使うこと、に限るんです。
言語は使ってナンボなので、自分が学んだことを実践する必要があります。
わたしが心がけたのは、習ったことを生活で使うようにしたこと。
具体的には、
- 手帳にフランス語で日記を記入する
- 壁掛けカレンダーをフランス語で書く
ということをしていました。
手帳やカレンダーって、なんども読み返したりしますよね。
フランス語で書くといっても、はじめはたった1単語でした(笑)。詳しくはこちらの記事で手帳を使った勉強法をご紹介しています。
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2020年はフランス語で手帳をつけて語学力アップ!
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語学を使って自分の趣味の世界を広げる
語学以外の趣味はお持ちですか?
たとえばサッカーが好きとか、音楽が好きとか。
- 通勤中にもし漫画を読んでいるなら、フランス語の漫画にしてみる。
- ゲームするなら、フランス語のゲームを探してみる。
そういう興味ある趣味を、フランス語を使って調べものをしたり、フランス語で楽しんでみるのです。
私の場合は、毎月ちょっと奮発して大好きなフランスワインや、シャンペン、ベルギービールなどを買っていました。
もちろん、はじめはただ買って、メーカー名を勉強ノートにメモを取ったり、写メを撮るだけで満足してました。
これも何度かやると飽きてくるので(笑)、インターネットを使ってワインの生産者のホームページや、生産地のWikipediaを読んでみたり、ワインの値段を検索してみるのです。
これをすると、現地価格の安さに驚愕したり(悔しかった!)、そのワインに合うお料理名が出てきたりと、語学学習以外にも「へえ~オモシロ」となることが多く、ついつい調べてしまうクセがつきました。
こういう作業は、パソコンだと手間かもしれません。
でもスマホだとちょこっと調べたりできますし、
勉強したくないときでも、スマホの検索窓にフランス語を打ち込むだけで
勉強できる機会になるのでオススメです。
こうしてフランス語で興味対象を調べるという作業はかなりおすすめ。
音楽なり、映画なり、スポーツなど、ご自分の好きなことに関する知的好奇心を満たせるので、おもしろいですよ。
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期限を決める
モチベーションを維持する秘訣の一つは『期限を決める』こと。
例えば、○年の○月にフランス旅行する!と決めて、それまでに自分が『多少満足できる』レベルまで達成することを目標と掲げるんです。
ついでにチケット購入したり、スーツケースを新調したりすると、もう俄然やる気スイッチ入ります(笑)。
検定試験を受ける
わたしはレベルチェックのためだけでなく、モチベーションをあげる為に試験を利用していました。
検定試験を受けることで勉強するモチベーションが上がりますし、合格すると達成感にひたれるのがいい!
初期の頃はラジオ講座を聞いて、同時に仏検の勉強をしました。
ラジオ講座だけだとモチベーションが続かないので、仏検をペースメーカーにしてたんですね。
仏検受験に間に合わない!という方なら
語学学校が行っている無料カウンセリングのレベルチェックをしてみるのもおすすめ。
ECCなら全国各地に校舎があるので、レベルチェックしてもらいやすいですよ。
目標は高すぎない
完璧にマスターすることは不可能なので、高過ぎず、低すぎない目標を立てるのがモチベーション維持に効きます。
完全習得なんて誰にもできない、そう考えると学習は長続きするんです。
いきなり同時通訳になるわけではないので、完璧に理解できなくてもいい。
前より一つ単語を覚えた、そんな自分を褒めてあげましょう。
フランス語は「勉強」ではなく「趣味」と認識する
自分が好きなことに関連付けると勉強ではなくて 「趣味」って感じでやりやすくなると思います。
動詞の活用など、覚えることがいっぱいで嫌になるかもしれませんが、
フレンチポップスを聴きながら、週末にはフランス料理のビストロやカフェに行ったりして、モチベーションを維持してくださいね。
周りの目を活用する
こうして日常生活のなかに「フランス語」に触れる時間を増やしていくと、周りの友人や同僚も、「〇〇さんはフランス&フランス語に詳しい」という認識になってきます。
ちょっとしたフランス語の翻訳や、かわいいフランス語を教えてほしいといった要望は結構あります。
美味しいフランスワインを教えてほしいとか、簡単な挨拶を教えて、といったものもあるかもしれません。
それに応えるうちに、「もっと勉強しよう!」と頑張れる、良いサイクルに入ることができます。
人によっては「今度フランス人が来るミーティングがあるんだけど」とか、「フランス企業との新規案件があって」という仕事が振られる可能性もあります(私がそうでした)。世界が広がるのはいつも人のご縁ですね。
フランス語ができるようになった自分を想像する
最後に、フランス語を操れるようになった自分の姿を思い浮かべてください。
そのときワクワクするなら、是非頑張ってみてください。もし灰色なイメージなら、ムダになるだけなので止めたほうがいいです・・。
独学でフランス語学習のモチベーションを保つためには、こうした工夫は不可欠です。
さあ、あなたの勉強のモチベーションは何ですか?
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