フランス語で「ありがとう」はメルシーでいいの?
ほかの表現もあるなら教えて!
「メルシー(Merci)」が王道だよ!
ほかの感謝表現も紹介するね
フランス語で「ありがとう」をあらわすなら「Merci(メルシー)」が一番よく使う表現です!
でもメルシー以外に感謝をあらわすフランス語の言葉は、他にもたくさんあるんですよ。
- 「フランス語でMerci(メルシー)以外の表現は無いの?」
- 「ありがとうのボキャブラリーを増やしたい」
この記事ではフランス語で「ありがとう」を伝えるフレーズをご紹介していきます。
入門者の方でも覚えやすいよう、発音をカタカナ表記にしました。
それでは早速見てみましょう!
フランス語で「ありがとう」を伝える日常的な3つの表現
フランス語でありがとうを伝えるには、基本的に「メルシー」が一般的なフレーズです。
基本は「メルシー」だけで十分通じます。
が、もっと感謝をしたい、軽く感謝をしたい場合など、シチュエーションごとによって表現方法が少し異なってきます。
フランス現地では「メルシーボクー」や、「メルシービアン」を使う時も結構多いので、それぞれの表現がどう違うのか詳しく説明しますね。
①「ありがとう」Merci(メルシー)
Merci(メルシー)
「ありがとう」
Merci(メルシー)は「ありがとう」の王道表現です。
友人間や恋人同士だけでなく、見知らぬ人や目上の人に使っても全く問題ありません!
なお、発音はRがあるので初心者の方には難しいかもしれません。
カタカナではっきり「メルシー」と言うよりも「メルスィー」や「メースィー」のほうが発音が本物のフランス語に近いですよ。
まあ多少発音が違っていても、大体のフランス人は分かってくれるので失礼にはなりません。
安心してね
メルシーと言われた方も嬉しい気持ちになりますしね。
最近は和製日本語で「メルシーです」と使いますし、ピアノアーティスト五条院凌さんの「メルシーございます」という口ぐせも話題になりましたよね。
フランス語を学んだことがない人にも日本で知られているフランス語表現のひとつです。
②「どうもありがとう」Merci beaucoup(メルスィー ボクー)
Merci beaucoup(メルスィー ボクー)
「どうもありがとう」
軽い感謝ではなく、しっかり「ありがとう」を伝えたいならMerci beaucoup(メルスィー ボクー)です。
ホテルやレストラン、お買い物や町中で、どんな時でも使えます。
③「どうも」Merci bien(メルスィー ビヤン)
Merci bien(メルスィー ビヤン)
「どうも」
Merci bien(メルスィー ビヤン)は社交辞令の「ありがとう」です。
①の「Merci(メルシー)」単体よりも軽い印象の感謝表現になります。
意味としては、「はいどーも」とか「まいどあり」という印象でしょうか。
失礼な印象はありませんが、もし心からの感謝を伝えたいならわざわざ使わない方が無難です。
【応用】フランス語「~してくれてありがとう」表現 6選
より具体的に感謝を伝えられる表現です。
- Merci pour(メルスィ プール)〜「○○をくれてありがとう」
- Merci de (メルスィ ドゥ) ○○ 「 ○○ してくれてありがとう」
なにか具体的な「もの」「ことがら」(名詞)について感謝を伝えるなら、前置詞はpour(プール)を使います。
具体的な行動(動詞)について感謝を伝えるなら、前置詞はde(ドゥ)を使います。
①「プレゼントをありがとう」
Merci pour le cadeau.(メルスィ プール ル カドー)
②「ごちそうさま」※「ご馳走してくれてありがとう」
Merci pour le repas.(メルスィ プール ル ルパ)
具体的な物事について感謝したいときは、pour のあとに定冠詞のle(ル)・la(ラ)・les(レ)をつけて述べます。
③「コメントありがとう」
Merci pour votre commentaire.
Facebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)などのSNSや、ブログ、YouTube投稿にコメントをもらったときに使える表現ですね。
④「メッセージをありがとう」
Merci pour le message.(メルスィ プール ル メッサージュ)
メールやSMSのメッセージをもらった場合によく使います。
⑤「来てくれてありがとう」
Merci d’être venu.(メルスィ デートル ヴニュ)
⑥「電話してくれてありがとう」
Merci de m’avoir appelé(e).(メルスィ ドゥ マヴォワール アプレ)
【丁寧な言い方】フランス語で「ありがとうございます」5選
丁寧①「どうもありがとう」
Je vous remercie (ジュ ヴ ルメルスィ)
「どうもありがとう」
直訳すると「あなたに感謝しています」。
「Merci beaucoup(メルスィー ボクー)」と同じく「どうもありがとう」となります。
お友達や親しい仲の人に言うならJe te remercie (ジュ トゥ ルメルシィ)が自然。
なお、「ありがとう(でも結構です)」のように丁寧に断る時にも使うので、フランス語でも空気を読むようにしましょう笑。
丁寧②「どうもありがとうございます」
Je vous remercie beaucoup(ジュ ヴ ルメルスィ ボクー)
「どうもありがとうございます」
直訳は「あなたにたくさん感謝しています」。
丁寧に感謝表現をしたいときに使います。
①「Je vous remercie (ジュ ヴ ルメルスィ)」にbeaucoup(ボクー)を追加した形ですね。
beaucoup(ボクー) の意味:とても、たくさん
日常の買い物やレストランなどのシーンではあまり使いませんが、誰かに助けてもらった(道に迷ったなど)というシチュエーションでは使ってOKです。
丁寧③「とても感謝しています」
Je vous remercie infiniment (ジュ ヴ ルメルスィ アンフィニマン)
「とても感謝しています」
② 「どうもありがとうございます」 Je vous remercie beaucoup(ジュ ヴ ルメルスィ ボクー)よりも、丁寧かつ真剣に感謝を述べたい時に使います。
仕事で助けてもらったり、困った時に助けてもらったとき等にも使います。
丁寧④「本当にありがとうございます」
Je vous remercie sincèrement(ジュ ヴ ルメルスィ サンセールマン)
「本当にありがとうございます」
こちらもかなり丁寧な言い方。主にビジネスでよく使います。
「心からお礼申し上げます」と訳す場合もあり、かなり丁寧ですよね。
どちらかというと、オフィスライクだったり、目上の方に使うときの言い方になります。
丁寧⑤「本当にありがとうございます」
Je vous remercie vraiment.(ジュ ヴ ルメルスィ ヴレマン)
「本当にありがとうございます」
感情をこめて感謝の言葉を伝えたいときはこれ。
ニュアンスとしては「ホントにありがとうございます!」という感じです。
フランス語の感謝表現まとめ
「ありがとう」という感謝の言葉は、日々使う大事な表現。
まずは一番の定番「Merci(メルシー)」を使えるようになるといいですね。
個人的には、フランス生活の口語表現でよく使うのは「Merci(メルシー)」と「Merci beaucoup(メルシー ボクー)」が8割という感じです。
もっと幅広い表現で感謝を伝えたくなったらこの記事の表現をぜひ使ってみてくださいね!
使えるフランス語フレーズも要チェック!